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「まず、私が宇宙人かという質問ですが、それは間違いありません。
この頭の角が本物ということで、私が地球外の生命体という証拠にはなるとおもいます。
そして、言語が通じていることについてですけど。
私の頭に着いている角は、自分の発する言語をその星に住む生物に通じる言語に自動的に変換してくれる機能がついているのです。
あと、あなたの幼馴染についてなのですが・・・・・・」
そこで、一度リップは言葉を切ると再び恭子の方へと視線を移した。
その視線につられて恭子を見てみると、顔を下に向けて小刻みに震えている。
幼馴染として言わせてもらうけど、絶対に泣いてるわけではない!
あいつが下向いて震えてる時は、涙をこらえたりしてるのではなく・・・・・・笑いを堪えている時なんだよ!
「・・・・・・プッ、ククク、ハーハハハハ!!!」
案の定、しばらく様子を窺っていると噴出して、大笑いを始めだした。
笑い出したと思ったら、恭子は制服の端を掴みながら見事にビリビリと音を立てて破りだした。
こいつには、乙女の恥じらいとかそういうものは無いんだろうか!?
まぁ、ジェントルマンな俺は即効で目を閉じたから何も見ていない。
そう、けっして見ていない!!
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