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太陽が登り始め、窓から眩しく差し込むような快晴の朝。
とある部屋のベットに一人の少年が寝ていた。
容姿は至るところが整っていて、男でも女でも関係無く魅了してしまいそうだ。
黒真珠のように鮮やかな黒色の髪は腰まであり、風が靡く度に人々を魅了する。
そんな少年が寝ているベットに、誰かがそっと近づいた。
それはベットで寝ている少年と同じぐらいの歳で、寝ている少年同様、容姿はビックリする程整っている。
黒色の髪は肩まで伸びていて、風によってサラサラと靡く。
ただ、背中に白と黒の一対の翼が生えていた。
少年はベットで寝ている少年に近づき、そっと体を揺すった。
「大樹…。朝だよ?」
ベットで寝ている少年は大樹であり、あれから八年経って今も光輝と一緒に元気に過ごしていた。
つまり、大樹を起こしに来た少年は…
「ああ…。おはよう光輝。」
もちろん起こしに来たのは光輝で、大樹が起きたのを確認すると優しく微笑んだ。
「母さんが呼んでたから、後で行ってあげてね。」
「ああ…。わかった。」
光輝は用件を告げると大樹の部屋を出ていった。
「さぁーて、今日も頑張るか。」
大樹はベットから降りて着替え、自分を呼び出した母親の元に向かった。
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