突然の始まり

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「異界より呼びかけに応えよ!来たれ我らの最後の希望!!」 髭を生やした重厚感漂うオーラの老人が、目を見開いてシャウトする光景。 それがいきなり目の前に現れれば誰だって驚くだろう。 そんな俺も例に漏れず驚いた。 そして、俺は更に驚いた。記憶がなかった。名前から過去のこと何もかも覚えていなかったのである。 視線を周りに向けると、そこは中世風の煉瓦造りの建物のようだった。
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