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5ワ ラワ
ラワ ラ
「なんだよ、お前。よんじゃねーよ!!」
「よってなんか…」
「しゃべんじゃねー。」
下品な笑い声が響き渡る。
それは私の中学時代。
「チョー嫌なんですけど。さっきの時間の席替えで俺、アイツの隣になった~」
「うわっなにそれ。最悪ジャン。」
「本当にオエ~って感じなんですけど。」
「だよね~私もアイツの隣。ほんとありえない。マジ何なん?アイツ。てか学校来る意味あんの?」
「周りに害をなすだけなのに、分かってないよねー。」
「あのブス、何なんだろうネー」
「実は豚とか。」
ゲハハハハハ
「マジ笑える!糞じゃんアイツ!!」
「んなことわかりきってることだろ?何今更。」
ゲハゲハゲハゲハ
「だねー。俺生まれた時から知ってたわ。」
「何お前、生まれた時からアイツ知ってんの?」
「それ、マジ勘弁!」
「馬鹿かよ」
笑笑笑笑笑笑わら笑笑
「俺は馬鹿じゃないし!馬鹿なのアイツ。」
「いや、お前は馬鹿だ!そんでアイツはバカでキモで死んだ方がましな奴だよ。」
「確かに!」
ワラワラワラワラワラワラ
ワラワラワラワラワラワラ
ワラワラワラワラ笑
「本当、あいつ何が楽しくて学校(ココ)にいるんだろう」
それは私の中学時代。
私が傍観者として生き始めた頃の話
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