記憶

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あたしはぐでんぐでんに酔っぱらった優ちゃんに肩をかして店を出た。 もう10時か… そういえばここから15分ほど歩いたところに、9年前勤めてた小学校があるな。 「美咲先生、まだ早いですよ。もう一軒いきましょーう!」 優ちゃんは酔っているせいか声がかなり大きい。 「はいはい。家に帰ろうね、もう遅いから」 まだ飲めるとは 若いっていいなぁ。 「美咲先生ー」 また話しかけてきた優ちゃんにあたしは少しイラッとしながら答えた。
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