江戸へ

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「おい祐美お前大丈夫なのか!?」 「ちょっ…や…やめ……」 原田さんが部屋に飛び込んできて、うちをガクガクと揺らす。 「「余計悪化するだろーが」」 「アガッ!!」 後から来た永倉さんと、邪魔されて不機嫌になったトシさんが拳骨を食らわす。 一方のうちは、勢い余って倒れそうになる。 うう…気持ち悪いし、肩が痛い…。 心配してくれるのは嬉しいけど、やり過ぎだよ…。 「斎藤からでも聞いたのか?」 「ああ。他には言ってねえがな」 頭を押さえる原田さんの代わりに、永倉さんが答えた。 「俺たちゃあ、アンタらに付いてくぜ」 「…ああ」 真剣な表情でそう言い合った後、三人は笑った。 …そういうトコ、いいなあって思う。男同士の繋がりっていうか…。少し羨ましい。
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