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『会いたい人は会いたいまま… さようなら』
何かに追われ、死に急ごうとした時の文章が、ある秋の日に出てきた。
ただ目線に落とした先の、何か漫画の付録の可愛さには似つかない文章の一節が寂しかった。
苦しかった…。
…でも、その一節だけで十分、自分の波紋が広がる心地よさが体を潤した。
「今も昔も変わらない… けど、心は四季のように変わっていく。
なら… 春になるのももうすぐかな?」
都合の良すぎる言葉…。
だけど、あの頃の自分には貴方に会える一歩に近づける気がしたんです。
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