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…それを確かめたくなり、出て行った二人の後を追う事にした。
数日眠っていたとは思えない程不思議と体が軽く、あっという間に将さん達に追いついた。
「にーちゃん!?
何でついてきたんだ」
「あ…いえ…影…というのが気になって…」
「興味持つのは勝手だが…“あれ”はにーちゃんのイメージしてるようなモンじねー
戦う術を持ってないとあっという間に存在を喰われちまうぞ」
「影が…存在を喰う…?
戦う?」
…この人は何を言っているんだ?
「まぁ…実際にみた方が早いか。
ただし、俺らの前には決して出ちゃならんぞ。
いいな?」
「は…はい」
まとめ役と名乗っただけあって俺への指示はテキパキとしていた。
いや、それだけじゃない。
走りながらも一緒に走っている何人かにもテキパキと指示を出していた。
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