105号室 リサの場合

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その音は休むことなく段々と激しさを増していく。 シャカシャカシャカシャカ、シャッ、シャシャッ 私は、想像した。 食い入るような視線を。 裸の私から二つの眼を逸らさないまま、鉛筆を動かす、一人の絵描きの姿を。 「………んぅ。」
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