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――――…………
一体どれだけの時間が過ぎたのだろう。
ずっと暗いままだから、自分が寝ていたことすら気付かなかった。
いつの間にか蝉の鳴き声が小さくなり、私は小さな変化を感じた。
さっきまで五月蝿かったから分からなかったが、それは確かにさっきにはは無い音であった。
シャッ、シャッ、シャカシャカ…
私はこの音を聴いたことがある。
そう、例えば、テスト中の静かな教室に響く……
鉛筆と、紙の、擦れる音。
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