第一話 必然ミラクルの代償

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「あの、御尊さん?」 授業終了直後、後ろの席に座っている村岡とかいう名前の女子に声をかけられた。なぜだろう。 「何。」 「い、いやあの・・・進路希望調査のプリント、御尊さんだけが出してないから、早く出すようにって先生が・・・私、プリント集める係だから、その・・・」 「後で直接先生に提出する。」 面倒になったのでさっさと話を切り上げる。読みかけの本があったのを思い出したので読むことにする。本は割と好きだ。いつ見ても変わることがないから。
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