第0章

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「……(本当に妖怪だったなんて…唯斗のこと、好きなのに。私…どうなるの!?)」 引くどころか、これからのことや自分の恋に悩まされていた けれど、唯斗はそれを見て引かれたんだと悲しくなってしまい 「やっぱり…引くよね。ごめん…」 そう謝ってしまう それを聞いた美月は 「えっ!?ちがうよ、引いてないよ!」 我に返って 慌てて、そう言った それを聞いた唯斗は嬉しそうな顔をして 「本当!?」 そう言って、がばっと美月に抱きついた 「ちょっ…!!離れて!」 びっくりしたが 抱き着かれたのが恥ずかしくて、離れようとするが唯斗が離れてくれないのだ 「よかった。引いたらどうしようかと思った!」 「わ、わかったから!とりあえず離れろー!!」 ─ガツン!! 「ーーっ!!」 「ったく!!(こっちの身になってよ!!)」 美月は離れようとしない唯斗の頭を殴り、慌てて離れる。 唯斗は涙目になりながら うずくまっていた 「な、何で殴るんだよ」 「あんたが悪い!!」 「えぇー!?」 唯斗は涙目でそう言ったら そうきっぱりと言われ、ガーンとショックを受ける バクバクしてるし!いきなり、抱き着くな馬鹿唯斗!! 美月はちらと唯斗を見たら まだショックをうけていた。 「はぁ…」 そんな唯斗を見て、ため息つく 「(この幼なじみが妖怪だなんて……私の恋、前途多難だわ……)」 美月はこれからのことにため息をついた───
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