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「……(本当に妖怪だったなんて…唯斗のこと、好きなのに。私…どうなるの!?)」
引くどころか、これからのことや自分の恋に悩まされていた
けれど、唯斗はそれを見て引かれたんだと悲しくなってしまい
「やっぱり…引くよね。ごめん…」
そう謝ってしまう
それを聞いた美月は
「えっ!?ちがうよ、引いてないよ!」
我に返って
慌てて、そう言った
それを聞いた唯斗は嬉しそうな顔をして
「本当!?」
そう言って、がばっと美月に抱きついた
「ちょっ…!!離れて!」
びっくりしたが
抱き着かれたのが恥ずかしくて、離れようとするが唯斗が離れてくれないのだ
「よかった。引いたらどうしようかと思った!」
「わ、わかったから!とりあえず離れろー!!」
─ガツン!!
「ーーっ!!」
「ったく!!(こっちの身になってよ!!)」
美月は離れようとしない唯斗の頭を殴り、慌てて離れる。
唯斗は涙目になりながら
うずくまっていた
「な、何で殴るんだよ」
「あんたが悪い!!」
「えぇー!?」
唯斗は涙目でそう言ったら
そうきっぱりと言われ、ガーンとショックを受ける
バクバクしてるし!いきなり、抱き着くな馬鹿唯斗!!
美月はちらと唯斗を見たら
まだショックをうけていた。
「はぁ…」
そんな唯斗を見て、ため息つく
「(この幼なじみが妖怪だなんて……私の恋、前途多難だわ……)」
美月はこれからのことにため息をついた───
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