第二章 リビア交渉

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第二章 リビア交渉

『リビア国へは、猶予態度を取り続けた英国情報省と、一部、駆け付けさせていたスイス傭兵部隊の協力を経て、カダフィ大佐の身の安全と、カダフィ軍の暴発を防ぎます。一方で、武装デモ隊を、エジプトまで、引き下がらせ、事実上、統一アフリカ軍の漸進を造りだします。他、チュニジア、リビア、エジプト他、デモ隊を国連難民弁護団(各所)で、統一アフリカ軍形成の礎を造らせます。』 『あとは、統一アフリカ軍は、取り敢えず、すなわち、先に周り込んでいた部隊と合流して、エジプトに本拠地を置き、スエズ運河を監視させます。統一アフリカ機構のようなものに、参加をさせてもよいかもしれません。』 『内戦の終結。これは、デモ隊の行き先を統一アフリカ軍という名目で、エジプト他に集める事で、リビア国は、リビア政府に還ります。』 『言うなれば、明日の戦いを造ることで、今日の戦いを終わらせます。必要なのは、物資、水、資金、部隊、が大量にいるかもしれません。しかし、すべての投資は、この統一アフリカ軍による、アフリカ大陸全土の警備という投資原因の拡充にまわります。そして、世界の資本を、再び、アフリカに戻す事ができるのです。それには、正統性があっても、戦いではなく、明日のアフリカの為に、必要な汗を流してあげることでは、ないでしょうか?』 『カダフィ軍の判決は、確かに必要です。しかし、法を以てする以前に、心を以て対峙する努力は、必要と思われます。』
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