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『松浦委員会だったんでしょ?お疲れ様。』
私はロッカーから鞄を取り出し、帰り支度をはじめた。裕也くんは私に近付いてきて、隣に並んだ。
『あぁ、うん。聞いてよ、二組の前田くんと和田さん。ずっと図書室できゃあきゃあ騒いでんの!』
『ラブラブだね』
『本棚に隠れてキスまでしちゃって。見ちゃったこっちが気まずいよ!』
『キス、してたんだ』
ふいに振り向いたら、思ったより裕也くんの顔が近くて、何だかちょっと意識してしまった。
裕也くんって、髪が茶色で、目なんか私より大きくて、その辺の女の子より可愛いかも。
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