青い告白
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『俺、松浦の事が好き。』 誰も居ない教室で、俺の声だけが少し響いた。 好き、だなんて たった一言。 言葉にすればたった二文字。 けれど、 何度も何度も、躊躇って 何度も何度も言いかけてはやめた一言。 やっと、やっと、言えた一言。 自分の心臓の音がバカでかくて、うるさい。 握りしめた手の平が汗ばんでるのが分かる。 松浦がゆっくり口を開いた。
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