僕が君を、君が僕を。

青い青い告白

『…はぁ。』

疲れた。
自然にため息がでる。

図書委員って、なんてツマラナイ委員会なんだろう。

週に一度、“図書当番”なんてあるから帰りだって遅くなる。

最近の高校生で、本を借りる人なんてほとんど居ない。

今日だって放課後図書室にきたのは、隣のクラスのカップル達。

本棚に隠れてキスしてるのがバレバレ。
別に見たくて見たんじゃない。本棚の整理をしようとしてただけ。

笑い声もウルサイし、図書室はイチャイチャする場所じゃないってば。

ふと、携帯電話で時間を確認する。

PM17:00。

図書委員としての仕事は終えたし、

帰ろ。