何が起こってんの!?

11/13
219人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「とにかくもう寝るぞ、あとは明日」 話はこれで終わりとばかりに、互いに席を立った。 王子様はスタスタとドアまで歩いて行った。 そこで私は今晩からどこで寝ればよいのかという疑問が湧いた。 「何固まってる、お前は俺と同じ部屋で同じベッド」 「っ!!!」 「それから今日は新婚の初夜だからな、優し「わーわーわーわー//!!!」ぷっくく」 「……もう///」 彼は私の側まで来て私の手を取り、手の甲にちゅっと口付ける。 (ヒィイイ//) 私は男性への免疫があまりない。 これまで店の手伝いしかしてこなかったし、容姿も平平凡凡のド庶民だ。 だから、社交辞令とはいってもこういうのは慣れない。 とはいえ、さすがにこの後の展開は容易に想像がつく。 顔に熱が集まるのが分かった…恥ずかしい。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!