~解けない謎~

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やっと昴が口を開いた。 恐らく犯人の名前、自分の中で結論付けた推理を述べるのであろう。 礼の視線は昴を捕らえたままだ。しかし昴は相変わらずつまらなそうに窓の外を見つめてはまた、足元に視線を落とす。その繰り返しである。 「犯人…?ああ―…」 フッと鼻をならし礼の丸くなった瞳を見つめる
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