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大揮「!!何だ?この騒ぎは。」
あれから、しばらく眠っていた大揮だが、城内が異様に騒がしい事に気付き、眼を覚ます。
急いでレジャーシートから身を起こし、城内に向かって駆け出す。
大揮「何だ?これは………。」
「おのれ~!貴様等ぁ~!!どこから沸いてきやがったぁ~!」
「お前達には関係ない。さっさとしねぇ~~!」
「くっ、国王様にも、王子様にも手は出させんぞぉ~!」
城内に降りた大揮は現場を眼にして絶句する。
大揮の父・朝日大蔵(アサヒタイゾウ)が主君を務める朝日家の兵士が他家の兵装をした男達と斬り合っていた。
朝日家の兵士達は襲撃を予期していなかったのか、皆、軽装で対した準備が出来ず、次々と斬り殺されていく。
城内に居る味方の兵達は全員斬られてしまった。
その光景を眼にした大揮は頭に血が昇り、駆け出す。
廊下に落ちていた刀を拾い、他家の兵士に向かって斬り付ける。
背後を取られた敵は気付いた時は既に遅く、大揮によって命を断たれていた。
敵兵「何奴だ?」
敵兵「おのれ~!殺りやがったな!」
大揮に斬られた敵兵の仲間が大揮に気付き構える。
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