-side サヤ-

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もう世界が終わったような感覚だった。 一度裏切られ「私にも悪いところがあったんだ。」と許し、二度裏切られ愛していたから突き放せなかった。 それほど好きで好きで好きで、だけど付き合って3年が過ぎたころから不安になることが多くなった。 ヒロトが最後に好き言ってくれたのはいつだっただろう。 ご飯を食べ終わった後に「美味しかった。」と、笑ってくれたのは言ってくれたのはいつだっただろう。 仕事から帰って「疲れた」と、真っ先に私を抱きしめに来てくれたのはいつ? 一緒にお風呂に入って、頭を洗ってくれたのは? 「仕事だったんだ。」と言いながらも、よくお酒の臭いを漂わせながら帰ってくるようになったのはいつからだっただろう。
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