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志紀はどんどん身長が伸びて、かっこよくなっていった。 だけど、僕は小さいまま‥‥。 よく友達に“本当に双子なの?”って聞かれた。 その度に胸が軋んだ。 その場で泣けたら、どんなに良かっただろう。 志紀と僕は正反対。 成長するにつれて、そのコンプレックスはどんどん増していった。 『志紀と離れたい』 いつの日にか、そんな事を思うようになっていた。 たぶん、限界が来てたんだ。 ¨
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