擬人化した彼女達

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「では、あーあー、いきます――よぉ、今日はどーした?お前が休みなんて珍しいな、ギャルゲの消化に忙しいてか?(笑)新しいゲーム手に入れたから明日来たら渡すわ――以上です」 「亘理(わたり)からか…て言うかメールを読み上げられるのは恥ずかしいな」 て言うかどうするか… 携帯なのに擬人化したら携帯できないしな 一通り彼女達を見回した後、一つの疑問が浮かび上がる 「擬人化したのはかなり嬉しいんだが、食費どうしよう…」 親は海外出張中で、生活費も俺一人分しか振り込まれてないしなぁ 「ご安心ください、私達は擬人化しても、擬人化する前と変わりませんから」 「そうか、それはかなり助かるよ」 さて、一段落したところでそろそろ昼食にするか 時計を見ると十二時をまわっていた。 悠陽は学校に持って行くはずだった弁当を広げ、いざ食べ始めようと唐揚げを掴んだところで 「きゃーーーーっ!!」 「!?」 いきなりの悲鳴にびっくりして唐揚げを落とせてしまう あ、俺の唐揚げが… 「た、大変よ悠陽!」 ドタドタと階段を勢いよく駆け下りてくる七海、ただし今度は何かを抱えていた。
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