115人が本棚に入れています
本棚に追加
「では、あーあー、いきます――よぉ、今日はどーした?お前が休みなんて珍しいな、ギャルゲの消化に忙しいてか?(笑)新しいゲーム手に入れたから明日来たら渡すわ――以上です」
「亘理(わたり)からか…て言うかメールを読み上げられるのは恥ずかしいな」
て言うかどうするか…
携帯なのに擬人化したら携帯できないしな
一通り彼女達を見回した後、一つの疑問が浮かび上がる
「擬人化したのはかなり嬉しいんだが、食費どうしよう…」
親は海外出張中で、生活費も俺一人分しか振り込まれてないしなぁ
「ご安心ください、私達は擬人化しても、擬人化する前と変わりませんから」
「そうか、それはかなり助かるよ」
さて、一段落したところでそろそろ昼食にするか
時計を見ると十二時をまわっていた。
悠陽は学校に持って行くはずだった弁当を広げ、いざ食べ始めようと唐揚げを掴んだところで
「きゃーーーーっ!!」
「!?」
いきなりの悲鳴にびっくりして唐揚げを落とせてしまう
あ、俺の唐揚げが…
「た、大変よ悠陽!」
ドタドタと階段を勢いよく駆け下りてくる七海、ただし今度は何かを抱えていた。
最初のコメントを投稿しよう!