擬人化した彼女達

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「落ち着け七海、何が大変なんだって…」 七海の抱えていたのは小さな子供 「ね?大変でしょ?」 「あぁ大変だな…まさか七海に子供がいたなん―ぶふぉ!」 「ばっかじゃないの!?私に子供なんかいませんっ!これでも私は処女って何言わせるのよバカーーっ!」 「ぐふぁっ!い、今のは俺のせいじゃないぞ!それで、その子はどうした?」 「擬人化してたのよ、私の所でも!」 「あい?」 俺達の話している事が分からないのか、その子は首を傾げている―って結構可愛らしいな… 「元は何だ?」 「買ったばかりの炊飯器よ、さっき休憩がてらお昼を食べようとしたら、炊飯器のかわりにこの子がいたの」 「つか何で子供なんだ?」 そこに 「説明しよう!」 「うぉっ!な、なんだ寝々か、急に出てきたからびっくりした…」 「おっほん、改めて説明しよう!この子が子供の理由、それは―」 「「それは?」」 「作られてまだ間もないからです!」 「そう言えば、お母さんが新商品って言ってたっけ」
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