擬人化した彼女達

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「とりあえず理由は分かった。だがご飯食べるときどうするんだ?」 試しに炊飯器に問いかけてみる 「お兄はご飯食べたいの?」 お兄お兄お兄―― その言葉が悠陽の頭の中でエコーする 「うん!お兄ご飯食べたい!」 「うわ~」 七海には軽く引かれたが、そんなこと知った事じゃない 「はい、これがお茶碗です」 寝々は茶碗を炊飯器に渡す 「ちょっと待ってね」 そして炊飯器は何やら口をもごもごすると―― 「ヴぇ~~~~」 口からご飯出すのかい!? 思いっきり吐いてるようにしか―― 「生々しいですね?」 俺に問いかけないで寝々… 「はい、お兄のためにたくさん出したよ!」 炊飯器から茶碗を受け取ると、茶碗にはご飯以外にドロッとした液状のものが… 「よかったねお兄、この子が頑張ってよそってくれたんだから全部食べなきゃねぇ」 と、かなり嫌みを含めた笑顔をする七海 「ごくり…」 元はご飯、元はご飯、元はご飯…だと思う
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