擬人化した彼女達

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「あいあいさ~!」 するとサニーは壁の方を向き―― 「すげー!普通のテレビがホームシアターになった!?」 だいたい察しがつくと思うが、目から映像を投影している 『見てください!市の色んな所で擬人化した物で溢れかえっております!撮月(さつき)さん!こっちも撮ってください!』 『了解です~』 「…俺達だけじゃなかったんだな?」 「そうみたいね、多分この映像を撮影してるのも擬人化したカメラじゃない?」 「どうしてそう思うんだ?」 「だって普通カメラさんを名前で呼ばないでしょ?しかも撮月って撮影ってとこからつけたんじゃない?」 「それもそうか…しかし、何で急に擬人化なんて」 七海は問いかけるように彼女達の方を見るが 「残念ながら私達にも分かりません、誰かが故意にしたのか、はたまた神様の悪戯か」 「ま、いいんじゃね?俺はこのままでもいいがな、朝一番に美少女が目に入るなんて!しかも毎日膝枕!」 「ま、マスター!大好きですぅ!」 「俺もお前達が大好きだ!」 「「キャー!マスター!」」 「愛して―ぐふぉ!」 「はぁ、ほんと私って不幸だわ…」
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