擬人化した彼女達

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この物語の主人公こと、夏目 悠陽(なつめ ゆうひ)は何ら変わりのない平凡な人生をおくっていた。 そう、俺は何においても平凡な人間 中肉中背、ブサイクでもなければイケメンでもない 勉強だって成績はほぼ三 テストの順位も大体真ん中 言ってしまえば"中途半端"な人間ってこと そんな毎日を過ごしていたのだが 「おはようございます。マスター」 朝起きて、一番最初に目に入ったのは綺麗な女性の笑顔 ニコッとしたスマイルに、同じくニコッとしたスマイルで挨拶を返す。 「おはようございます。えっと…」 「あ、私まだ名前がないんです。よ、よろしければマスターがつけてくださいませんか?私の名前」 と少し照れたような仕草をするその人 こ、これは何てギャルゲですか!? いや…それ以前にこれはリアルか?夢ならもう少し見させてくれ! 「あ、あの~」 「はい?」 「俺の頬をつねってくれません?」 「分かりました」 女性は俺の頬をムギュ~とつねるが 「いひゃひゃひゃ!」 結構強くつねられたな… そんな事より、痛いってことは… 「現実ですよ?」
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