115人が本棚に入れています
本棚に追加
この物語の主人公こと、夏目 悠陽(なつめ ゆうひ)は何ら変わりのない平凡な人生をおくっていた。
そう、俺は何においても平凡な人間
中肉中背、ブサイクでもなければイケメンでもない
勉強だって成績はほぼ三
テストの順位も大体真ん中
言ってしまえば"中途半端"な人間ってこと
そんな毎日を過ごしていたのだが
「おはようございます。マスター」
朝起きて、一番最初に目に入ったのは綺麗な女性の笑顔
ニコッとしたスマイルに、同じくニコッとしたスマイルで挨拶を返す。
「おはようございます。えっと…」
「あ、私まだ名前がないんです。よ、よろしければマスターがつけてくださいませんか?私の名前」
と少し照れたような仕草をするその人
こ、これは何てギャルゲですか!?
いや…それ以前にこれはリアルか?夢ならもう少し見させてくれ!
「あ、あの~」
「はい?」
「俺の頬をつねってくれません?」
「分かりました」
女性は俺の頬をムギュ~とつねるが
「いひゃひゃひゃ!」
結構強くつねられたな…
そんな事より、痛いってことは…
「現実ですよ?」
最初のコメントを投稿しよう!