擬人化した彼女達

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「ほ、ほんとですか?!」 (ちょっと!本当に信じていいの?!あんたは女の子とほとんど接点ないんだから慎重に考えなさいよ!) (そん時はそん時だな、でも、彼女の話しを少し聞いたかぎりだと話しが一致してるんだよ、俺しか知らないことも知ってるみたいだし) 「ちなみにマスターの秘蔵本は、机の下から二つ目の引き出しに入ってます。二重底なんですよねぇ?」 「!?」 七海はすぐさま俺の机の引き出しをあさりはじめる 「や、やめ――」 「あった!こんなところに隠してたなんて!」 「いやーーっ!それだけわ!それだけわぁ!」 「問答無用!」 あぁ散っていく 俺の秘蔵本が簡単に裂かれていく… 「これで証明できましたよね?まだ足りないようでしたら――」 「分かりました!十分分かりましたからもう許してください!」 「ふぅ、悠陽の秘蔵本を処分できたから信じてあげるわ」 そんな事であっさり納得しないで! そして俺愛用枕?さんは正面に向き直り 「改めまして、枕です」 「あ、あのさ~、元は枕だってのは分かったんだけど、その"枕"って言うの変えない?」
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