最低な人間

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街までは当然バスなどを使う金などないので歩いていく。 いつも通り周りの視線が痛い 「あの人きもくね?」 と、中学生に言われている。それでも言い返す言葉もなく、無視して行く俺自身に腹が立った。 歩く速さも遅く、二年前の自分なんてまるでなかったかのような姿だ。 とろとろ、とろとろと歩いて行くうちに街に着いた。
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