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それからの美和はずっと天条院の事を考えていた。そして昼休みになり、美和は麻美を屋上に呼び出した。
麻「お姉ちゃん。」
『麻美…』
麻「お姉ちゃんから誘うなんて珍しいね。早く食べよ??」
『えぇ。』
そうして2人は仲良くお昼を食べて他愛ない話をしていた。そんな時、美和は麻美に言った。
『麻美、どうして言わなかったの??虐められてるって…』
麻「!!どうしてそれを…」
『今日クラスの子から聞いたの。麻美が男子テニス部のマネージャーをしてるから虐められてるって…』
麻「…」
『主犯は知ってるよ、天条院さんなんでしょ??』
麻「知ってるの??」
『えぇ、彼女とは何度か会ったことあるから。あの子、こうと決めたら手段を選ばないから…』
麻「天条院さん…みんなからも評判悪いから。いくら何でもやり過ぎだって…」
『だと思った。でもあぁいう団体は、大元を崩せば後は何もしなくても崩れていくから。』
麻「でもどうやって??」
『私にいい考えがあるの。彼女は血の気が多いからね。扱いやすいのよ。』
そう言う美和は不適に笑っていた。
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