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麻「ゴメンね??でもお姉ちゃんが言うなって…」
『だってすぐ教えるより、焦らした方がミステリアスで良いじゃない。』
唯「…上川さんって、真面目そうに見えて結構冗談好き??」
『…そんな風に見える??』
唯「もっと真面目だと思ってたから上川さんがそう言うタイプだったなんて、正直以外。」
『クス、ヤッパリそう見えるんだね。よく言われるの、真面目そうって。』
唯「やっぱり。」
『でもそう演じてるから無理も無いんだけど…』
唯「どうして??」
『色々あってね。名家の生まれだと自然とこうなるの。お金持ちって経済的にはなに不自由無いけど、その代わりに親の温もりを知らないの。私自身も親の温もりがどんなものかよく分からないけどね。』
唯「その割には、寂しそうじゃ無いよね??」
『クス、まぁね。私の場合、幼い頃から国光が傍にいたから。』
唯「成る程。やっぱり、そう言う人っているんだ。納得。」
『クス、やっぱり桜木さんって反応が素直だね。羨ましい。』
唯「そう??羨ましいって言われたの初めてだよ。ってことで、これからも仲良しのしるしに歓迎会しようよ!!」
麻「歓迎会??」
唯「そう!!上川さんの歓迎会と2人の両親の再婚を祝して。」
『良いね、面白そうだし。』
麻「うん、良いよ!!」
唯「じゃあ、いつにする??2人とも今週予定空いてる日ってある??」
麻「え??今週??」
『今週はちょっと…』
麻「うん…週末には結婚式もあるし…」
『ごめんね、その代わりと言ったら何だけど、来週の休みなら都合つくよ。』
唯「え??ホント!?」
麻「お姉ちゃん、大丈夫??」
『多分ね、今日事務所に行くからそのスケジュール次第なんだけど…』
そんな時、不二が来て麻美の所に来た。
不「麻美、こんな所にいたんだ。やぁ、上川さん。また会ったね。」
『こんにちは。不二君私が青学にいるってこと知ってたの??』
不「うん、知ってた。昨日、君と麻美が一緒に居る所見てたからね。」
『成る程ね。』
?「不二~。そんな綺麗な子といつの間に知り合ったんだよ。」
不「この間知り合ったんだ。上川さん、彼は菊丸英二。僕と同じ男子テニス部のレギュラーなんだ。英二、彼女は上川美和さん。さっき、英二が言ってた噂の美人転校生だよ。」
英「え??マジ~!!」
『クス、よろしくね??菊丸君。』
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