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それから数時間が経ち、美和は出入り口で麻美を待っていた。そんな時、携帯がなり美和は電話に出た。
『もしもし??』
?「もしもし??美和ちゃん??碓氷だけど…」
『葵さん??どうかしたんですか??』
葵「うん、美和ちゃん、帰国早々悪いんだけど、近々事務所によってくれないかな??契約内容とかも確認して欲しいから。」
『あ、それなら今度行こうって思ってましたから近いうちに行きます。』
葵「そう、良かったじゃあ待ってるね。」
そう言って2人は電話を切った。すると背後から呼ぶ声がした。
?「美和。」
『??あ、国光。久しぶりね。』
手「あぁ、所で誰かと話していたのか??」
『あぁ、ちょっとマネージャーさんとね。契約内容とか、撮影日とか色々あるから。まぁ、デビューが決まっても当分は仕事は抑えるけどね。』
手「そうだろうな。」
そしてしばらくの間、美和は手塚と他愛ない話をしていた。その時、麻美が美和を見つけた。
麻「あ、お姉ちゃん。」
?「え??もしかして、あの子??」
?「随分、きれいなお姉さんだね。」
麻「でしょ??今度もモデルデビューするんだって。」
?「モ、モデル!!」
?「あぁ、それなら納得。」
すると、美和は麻美を見つけ、声をかけた。
『麻美。』
手「西園寺。」
麻「手塚君。お姉ちゃんと知り合いだったの??」
『前にも話さなかった??私と国光は幼なじみって。』
麻「あ、そう言えばそうだったね。ゴメンナサイ。」
『いいよ、あれを言ったのは夏の時だから。それよりそこの2人は…』
麻「紹介がまだだったね。桜木唯ちゃんと不二周助君。こっちがさっき話してた上川美和ちゃん。もうすぐ私のお姉ちゃんになる人だよ。」
唯「桜木唯です。よろしく。」
不「不二周助です。よろしくね。」
『こちらこそ、よろしく。(ふ~ん、この人が麻美の想い人か。ルックスは悪くないし、まぁ、合格ラインかな)」
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