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唯「ねぇねぇ、上川さん。上川さんの家って、ものすごいお金持ちってホント??」
『まぁ、それなりにね。』
麻「ちょっと、唯ちゃん。」
唯「いいじゃん、ちょっとくらい。だったらさ、今度遊びに行ってもいい??」
『いいけど、行っても面白くないと思うよ。』
唯「そんな事ないよ。スッゴく興味があるし…ね??麻美。」
麻「え??う、うん。」
『そう、ならいいよ。』
唯「やった~、絶対だからね。」
そして、スーツを着た男性が美和の所に来た。
男「美和お嬢様、お車の準備が出来ました。」
『分かった、すぐ行く。』
男「かしこまりました。」
そう言うと、男は去っていった。
『さてと、麻美行こっか。』
麻「う、うん。じゃあ、唯ちゃん、不二君また明日。」
唯「じゃあね。」
不「上川さん、麻美をよろしくね。」
『分かった。国光、また連絡するから。』
手「あぁ。」
そう言って美和と麻美の2人は去っていった。しばらくして、麻美は美和に言った。
麻「お姉ちゃん、ゴメンね。色々と…」
『桜木さんって、見てて飽きないね。私、あぁ言うタイプの女の子周りに居なかったから。』
麻「本当に??」
『えぇ、私はあぁいう子、好きだよ。素直っていうか、反応が新鮮で。』
麻「そっか、良かった。お姉ちゃんが唯ちゃんを嫌ってたらどうしょうって思ってたの。」
『そこまで心配しなくても良いよ。私、基本的人見知りしないから。それより、麻美の彼氏はカッコイイけど、一癖ありそうね。』
麻「か、彼氏??違うよ、私と不二君はそんな関係じゃないよ。」
『あら私、麻美と不二君なんて一言も言ってないよ??』
麻「お姉ちゃん!!」
『ゴメンゴメン、ちょっとからかっただけよ。で、実際の所どうなの??好きなんでしょ??不二君のこと。』
麻「う、うん。でも、告白なんてできない。絶対無理。」
『でも、待ってるだけじゃ何も進歩しないよ??』
麻「そうだけど…」
『…仕方ない、ここは一肌脱ぎますか。』
麻「え??何するの??」
『まぁ、見ててよ。』
しばらくして、2人は正装のドレスに着替え、予約してるホテルへと向かった。美和と麻美が着いた頃には既に父、新一と母、美奈子の姿があった。
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