ゲキワルオヤジ

3/19
前へ
/19ページ
次へ
本当にもう、見ているだけでイライラする。 そして不満は日々募っていく。 後になるか先になるか……そういった不満は、いずれは爆発するものである。 二日前の事だ。 学校から帰宅すると、リビングで父・並平がまったりとくつろいでいた。 ……平日の昼過ぎであるにも関わらず、だ。 ──イラッ…… 早速、夕夏のイラ立ちセンサーが反応した。 「……父さん何やってんの。会社は?」 「えっ?あっ……か、会社ね……仕事が無くてね……ハ、ハハハ……」 「仕事がもらえなくて……じゃないの?」  
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加