ゲキワルオヤジ

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夕夏はワシャワシャっと頭を掻きむしった。 「そ、そんな事言われてもどうしたら……」 「知らねーよ!まずそのダサいカッコから変えたらどうなの!?」 「ダ、ダサい?」 「当たり前だよ!今時いねーよ、そんな見るからに窓際族みてーなオッサンなんか!」 「ひ、酷い……」 並平は今にも泣き出しそうな顔だ。 夕夏は吐き捨てる様に溜め息を吐き、その場を去った。 ………のが二日前である。 今、夕夏の目の前に信じがたい光景が広がっている。 本当に、あんな事言わなきゃ良かった……  
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