9/17
前へ
/17ページ
次へ
目が覚めると俺は毛布の中にいた どこかのアパートのようだった 身体を起こし窓を開け外を見る 外はすっかり明るくなっていた そして俺の知ってる町並み…じゃなかった ユウスケ「…逆になってる」 看板文字も、建物の位置も 全て逆だった ユウスケ「どうなってんだよ…」 ふと見るとテーブルには弁当と 封筒が置いてあった 中には簡単に書かれた手紙が 「巻き込んでしまってすみません。ここは""鏡世界"願い、想いが実態化する世界です。説明不足と思いますが説明は苦手なので理解してください。」 ユウスケ「理解て…」 手紙はもう一枚あった そちらには… 「弁当を食べたら外に出ずに大人しく部屋で待っててください。今は危険なので」 ユウスケ「危険…ねぇ」 弁当を食べ、手紙通りに部屋で大人しく待つ すると 爆撃でもきたかのような爆音が響いた 窓を開け外を見る近くの建物から煙がたちこめている ユウスケ「火事!?」 俺はアパートを飛び出した。 手紙の指示を無視して
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加