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私が考えている間に残り一週間になった。
その間に1回女神は来た。
そしてまた頭に直接伝わる声でこう言った。
『もしあなたが望むのなら姿を差し上げましょう。形ではありません。姿です・・見えはしませんが写ります。でも一箇所だけ。もし望むのなら代価を支払っていただきます。あなたは1つを残した全ての視覚、聴覚がなくなりますなので彼を狙っている者の動きがわからなくなりますが彼に姿を見せれます。』
そこで一呼吸おいて
『でも、あなたは一つの場所の水の中だけ聞こえます見れます。でもあなたは動けません。ただ見られるだけです。見られると言っても霊感が強い人間、もうすぐ死ぬ人間に限りますが・・・。彼ももうすぐ死にます。だからあなたの姿を見れます。』
私は悩んだ。声が出せても動けなければ意味がない。
声が聞こえる範囲に彼がいなければ意味がない。
ならどうする?そうだ・・・彼が狙われる場所がいい。
それならもしかすると助けれるかも知れない。彼が私を見れるかも知れない。
その時私は女神に望んだ。
そして彼が狙われる駅前を選んだ。
一週間後の午前2時・・・彼が夜の見回り中に襲われる場所。
これで彼を助けれるかも知れない。
そう考えている間、女神は消えていった。
嬉しそうな笑顔を見せながら。
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