9人が本棚に入れています
本棚に追加
そう思っているうちに後数週間で計画が実行される日。
いやだよ…助けたいよ…
そう思っていると女神様が目の前に現れた。
目の前って言っても海の上。
私の頭に直接伝わるような声でこう言った。
『あなたが望めば一度だけ声を出させてあげましょう。でも声を出すと貴方の記憶が消えてしまいます。あの人と過ごした日の記憶をなくしたまま、残りの長い命を生きるのです。』
そこで一休みして
『貴方が望まなければ新たな輪廻をあげましょう。別の…違う世界に転生させてあげましょう。もちろんこの輪廻から終わってからですが。記憶も残しておきましょう。でも貴方は彼を助けれない事を後悔しながら生きるのです。』
ニコッと笑って
『いつでも望む時に呼んで下さい』
そう言って消えていった。
その時見せた女神の顔は悲しい笑顔でした。
最初のコメントを投稿しよう!