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気づけば窓から夕日の光が差し込み,白い病室はオレンジ色に染まっていた。
香苗『あっバイト…』
香苗はバイトを忘れてたみたいで急いで荷物をバックにいれている。
俺はそれを笑顔で見つめる。
荷物を入れ終えまたねと言って病室を出ようとして香苗は立ち止まった。
振り返ってこちらに走ってきて俺の頬にキスをして満面の笑顔でまたねと言って走っていった。
嵐が過ぎさった後のように病室は沈黙につつまれた。
優『あ~好きだちくしょ~』
ベッドにねっころがりオレンジ色に染まった天井を見つめた。
本当に生きててよかった。
香苗とまた一緒に過ごせる。
俺はまた涙を流しながら眠りについた。
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