純粋な彼女

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桜並木道を一望出来るベンチ。 そこがいつもの場所。 そこには先客がいた。 綺麗な黒髪(セミロング)の同じ歳ぐらいの女性。 僕『すみません。僕もここでスケッチしたいんですがお隣りいぃですか。』 彼女『あっいぃですよ。』 僕『すみません。毎年ここから描いてるもので。』 彼女『…ですよね。去年あなたが描いてるの見て今年描いてみよって思ったんですよ。』 僕『そうなんですか。なんか嬉しいな。君の名前は。』 彼女『私の名前は香苗っていいます。松原香苗(まつばらかなえ)。』 僕『僕は佐々木優(ささきゆう)です。これも何かの縁ですしよろしく。』 僕達は楽しく話をしながら描いた。 そして明日も一緒にと約束をした。
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