アラーム

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それから少したち俺は目を覚ました。 「夢か……」 俺が今あったことを冷静に分析していると、 プルプルプルプル 「電話?」 「はいもしもし、緒方ですけど」 「もしもし、緒方さんのお宅ですか?」 「はい。そうですけど……」 「裕一郎さんが仕事先で交通事故に遭い意識不明の渋滞です。」 俺は、言葉を失った。これは偶然なのか…それとも、あの声の人物の仕業なのだろうか? だが、まだ兄貴は生きている。あの、声の人物は、死にますと言っていた。やはり偶然なのだろうか。 いろいろ考え俺は、ある答えに行き着いた。 もう一度アイツに会えばわかると 俺は、時計のところに行きアラームをセットした。 「18時30分」 「ピーピーピーピー18時30分になりました。」 「それでは、スタートです。」
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