我慢

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あれから1週間。 俺は家を出て一人暮らしを始めた。 場所は学校が見える所で、父の友達が経営しているサーフショップの2階だ。 理由は父と姉と暮らしている所は同じ街だか学校から遠いからだ。 毎日のバス代を考えると安く借りれるここのほうが安くすむ。 それと港と毎回ラブホに行くわけには行かないから…。 ここは海に近く、ベランダに出ると潮の香がほのかに漂ってくる。 まぁ飯を自分で作らないといけないのはちょっと嫌だが、あの父から離れられると思ったら気が楽だった。 父の友達『恭介さん』は父のサーフ仲間で29歳独身だ。 恭介さんは俺の憧れでもあった。 あのでっかい波に乗っている姿は男でも惚れてしまいそうだ。
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