用具委員会五年生

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※安心院屋 陸の実家の鍛冶屋。 場所は定かではないが、関西地方の海沿いにある。 500年以上の歴史を持ち、広い敷地内には製鉄所や港があり、腕のいい職人を多く雇っていて、奉公人も多い。 釘から刀、火繩銃、手裏剣、はては大砲や甲冑まで、注文されれば何でも作る鍛冶業界の大手で、憧れる鍛冶屋も多い。 客を選ぶことはせず、代金さえ貰えれば評判の悪い城からの注文でも受ける。 戦が近付くと大量の注文があるため、たまに陸も駆り出される。 常に中立の立場を守り、城同士の交渉に敷地が使われる事もある。 最新の戦の情報を手に入れるため狙われることも多く、陸も幼い頃から脅迫されたり、誘拐されたりすることが何度もあった。何事にも動じない性格はその経験から。 陸の祖父は学園長と旧知の仲で、護身術を学ぶためと安心院屋の宣伝のために忍術学園に入学した。 忍術学園で使われている鉄製の物は大部分が安心院屋の製品。10kgそろばんや春子、鹿子も勿論メイドイン安心院屋。 武器のレンタル業も行っている。 最近は南蛮への武器の輸出を始めている。
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