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あの日から、彼女が店にいる時は必ず通った。
例え側についてくれなくても同じ空間にいられることが幸せだ。
そんな彼女が何故僕を…。
「明日休みなの。デートしませんか?」
急に誘ってくるなんて…。
思わず『うん』と返事したけれど。
本当は彼氏がいるんじゃないか?
デートしてたら急に恐いお兄さんがやってくるんじゃないか?
こんなうまい話が僕なんかにやって来るはずがない。
などと考えてしまい、正直迷った。
しかし彼女を少しでも独り占めしたくて。
騙されてもいいと思いながらデートすることにした。
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