101人が本棚に入れています
本棚に追加
「噛み男、帰ろうぜ」
翌日の月曜日の放課後、僕は帰宅の用意を終えた。
「悪い、僕これから1週間用事があって一緒には帰れない」
さっきから僕と話している奴の名前は、スポーツ野郎。
名前ではないのだが、僕はこいつの本名を知らないので勝手にそう呼んでいる。
「用事ってなんだよ?」
「ハーレム化計画の一端……かな?」
「なんじゃそりゃ!」
スポーツ野郎は爽やかに笑った。
……イケメン死ね!
「じゃあどうするか、例の計画」
「あ~~じゃあ教室で隠れてやっててくれ。僕も早く終わらせるから」
「おう」
僕は用事――生徒会活動のために生徒会室に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!