序章・電車の中で

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別に神河とは付き合っていないし、恋愛感情的には今は好きではない。 今という表現を用いたのは、昔神河のことを好きだった時がある、ということだ。 その時期は小学6年生。卒業式の時に彼女に振られて、それ以来高校入学までの3年間、僕は引きこもりになった。 その話は置いておいて、僕は神河のリクエストで神河と秋葉原にデートに行かなければならなくなったのだ。 地元の駅に後5分もあれば着くであろうという駅に着いた時、すごい美人なOLのような格好をした女性が電車に乗ってきた。
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