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「はぁ…。面倒な仕事はすぐに押し付けるんだから。」
「そう言うな。報酬は期待していいぞ。」
「わかりました。行きますよ。」
そう言うと、ランドは機体を反転させた。
「すまんな、ありがとう。」
心のこもってないお礼を背に受けながら、彼はエリアG-3へと向かった。
――――――――――
地球圏統一連合-戦艦クレイドル-
地球軍の戦艦の中で、ある話が行われていた。
「そんなバカな⁉あそこには武力侵攻しないはずじゃ⁉」
声を荒げたのは、地球軍の特殊部隊「クルーエル」に所属する若きパイロット、クロム・ツェッペリン。
今回行われる侵攻作戦の対象に反対しているのだ。
「上の決定だ。両軍に資源を送っているあそこを我が軍の物にすれば、革命軍は相当なダメージを受け、我々は優位に立てる。」
クルーエルの指揮官であるオルディン・ロビンソンは、部下の言葉に対し冷静に答えた。
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