EP1 白き守護神

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クロムは自室に戻った。今回の事をしっかりと考えるためだ。 静かな部屋に、時計の針の音だけが響く。 そのまま、どれ程の時が流れただろう。 突然、クロムの部屋にシャナが訪れた。 「クロム❗いる⁉」 「どうした?そんなにあわてて。」 シャナは呼吸を落ち着かせると、ゆっくりと喋りだした。 「あたし、聞いたの。」 「聞いたって、何を?」 「今回、クロムがミッションに参加しなかったら、病院にいるお母さんを………。」 「母さんを、何だって⁉」 「こ、殺すって…。」 「っ⁉」 信じられなかった。 裏でそんな事があったとは。 「…話をつけてくる。」 そう言って、クロムは部屋を出ようとした。 「駄目❗待って❗」 シャナは引き止めようとしたが、クロムは聞かなかった。 「クロム❗最後まで聞いて❗」
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