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「誰も心配してくれなんて頼んでねえよ。」
「何よ。そんな言い方しなくてもいいじゃない。私はただ、本当にランドが心配だっただけなのに…。」
そう言って、メリルは走り去っていった。
その目に溜まる涙に、ランドは気付かなかった。。
「何なんだよ、メリルの奴。」
「いや、おまえが悪い。メリルの気持ちを考えろ。」
「なんだよ、お前まで。」
ランドはなぜロクサスがこんなに怒っているのか分からなかった。
「メリルが何であんなにお前を心配していたか分かるか?」
「あぁ?幼なじみだからじゃねえのか。」
「はぁ。お前って奴は…。」
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