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そして、灰かぶりは、それらを大事そうに、腕に抱えると、裏口から外へ出て、家にある小さな小さな庭に生ゴミと共に埋めました。
しかし、壊れた灰かぶりは、それだけでは、止まりませんでした。
夜、お姉さま達が寝静まった頃、一番上のお姉さまの部屋に忍びこみ、裂いた自分の血だらけのエプロンで、首を絞めました。
お姉さまは、目をさまし、抵抗しましたが、狂った灰かぶりの力は、女性の物とは思えないほど強く、無駄でした。
お姉さまは、あっさりと灰かぶりに絞め殺されてしまいました。
灰かぶりは、満足そうな顔をして、また、お姉さまの死体を、継母と同じように、首と手足を切りました。そして、また同じように、それらを大切そうに抱えて、庭に埋めました。
しかし、お姉さまの手首から先は袋に入れて、洗面台の下に隠しました。
翌朝、二番目のお姉さまが、目を覚ましました。
部屋から出ると、扉の前には、血だらけの服をきて、怪しげに笑いかけてくる灰かぶりが立っていました。
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